やりがいの大きい介護職

やりがいのつまった仕事

現状、介護職の社会的評価は高いとは言えませんが、それとは裏腹に非常にやりがいの大きな仕事です。きつい仕事というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、介護職にしか味わうことのできないやりがいが存在します。実際の仕事内容は利用者の着替えや食事の介助、オムツ交換などを行います。そして、社会全体で高齢者を支えるうえでの重要な役割を担います。
これだけだといまいちイメージがわかない人もいるかと思いますので、具体例を挙げます。例えば、足を骨折して車いすで生活している高齢者がいるとします。その方は3か月後に孫と一緒に旅行へ行くのを楽しみにしています。この場合、デイサービスを利用して歌などのレクリエーションを通じて肺活量を維持します。そして歩行の方法を理学療法士の指示をもとに学んでいきます。リハビリパンツを着用していても、尿意がある場合は介護を受けつつトイレで用をたします。健康状態を維持するために看護師がこまめにチェックして必要な薬剤の準備をします。こういったリハビリを行っていくなかで、利用者と一番近いところにいるのが介護士です。そのため、利用者が回復していく様子を間近でみることができます。どんどん回復していき、やれることが増え、喜びを分かち合えます。直接感謝の言葉をもらう機会も多く、非常に大きな達成感や感動を得ることができます。

意外と働きやすい環境

介護職は休みがないと思っている人も多いようですが、意外と融通のきく仕事です。介護職には様々な職場がありますので、例えば日中のみ営業しているデイサービスでの勤務を選べば、おのずと夜勤は発生しません。そのため、プライベートの時間を確保できます。逆に、多くの給料を稼ぎたい場合は夜勤のある職場で積極的に夜勤に入ることもできます。夜勤専従という働き方も可能です。
また、パートタイムで働ける職場が多いのも魅力です。特に家庭を持っている女性の方におすすめです。時間や日にちの融通がきくので、子どもの行事などがあっても休むことができます。介護施設のなかには保育園を併設しているところもあります。そのため、小さい子どもがいても安心して預けながら働くことができます。また、家庭で使っている家事のスキルが役立つ数少ない仕事でもありますので、多くの女性が介護の現場で活躍しています。慣れて仕事に余裕がでてくれば、勉強をして資格取得に挑戦することもできます。介護職は資格を取得することによってキャリアアップができるので、長く活躍していくことが可能です。